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20世紀絵画 モダニズム美術史を問い直す (光文社新書)
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| 商品カテゴリ: | アート,建築,デザイン
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| セールスランク: | 42560 位
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| 参考価格: | ¥ 998 (消費税込)
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20世紀絵画を理解するのに必要な考え方の提示
本書の帯に書かれている「『わかる/わからない』『好き/嫌い』だけでは、永遠に『わからない』」という言葉が中心テーマだと言えるでしょう。
私は、年間約30回美術展に行くほど、絵画が大好きですが、それでも現代芸術となると少し躊躇する場合があります。「分からない」という先入観は受け入れる体制に歯止めをかけてしまう状況をもたらします。
もっとも、昔から好きなジャンルはシュルレアリスムで、第2章の11項の「具象という暴力」で取り上げられているダリは、そのジャンルにおいて一番好きな画家で「茹でた隠元豆のある柔らかい構造(内乱の予感)」などは、その書かれている強烈なイメージとタイトルによって、何が書かれているのかは「分かる」が、その意味するところは「分からない」絵画の典型かもしれません。マグリットの「恥辱」も同様で、具象的形象での観念性の高度化によって芸術性が高められているのがよく分かります。
それ以外にピカソの「ゲルニカ」、ムンクの「叫び」、デ・キリコの「街の神秘と憂鬱」など、20世紀の絵画を俯瞰して眺める際に外せない作品に対しての著者の見解も確かめられ、有用な考え方を得た思いです。
305頁以下は、ナショナリズムと聖像忌避として藤田嗣治「アッツ島玉砕」が取り上げられています。藤田への戦争責任論を問うた問題を果敢に取り上げています。私はこの作品を美術館で対面しています。その悲惨な局面からは、宗教画のような高貴な香りすら漂い、画家の心情と力量が伺える作品でした。不思議なことに、本書の図103には絵が消えています。著作権の関係でしょうか。本文の理解には絵画が必需品ですので惜しいですね。
なお、口絵で取り上げられている旧東ドイツの一連の作品には驚かされました。筆者の「間奏」で書かれたのと同様の印象を持ちましたし、類書にない取り上げ方だったと思います。
分からない
芸術はもともと「分からない」ものなので、「分かるように」解説するのは不本意だが、「分からない」と言われてばかりは悲しいので……と言うようなことが序に書いてある。この内容でも十分に「分からない」ので、著者の心配は無用である。ただし、「分かるように」書こうという努力は感じられ、分かる(というか、共感する)部分と、そういうことだったのか!という新鮮な部分と、やっぱり分からん、という部分が混在する。面白い本。必ず何かしら新しいことを教えてくれる、新しい見方や考え方を教えてくれる本。
全然素人です。こんな世界があったのか!という感じです
絵画の背後にある、考え方、思想の流れが、19世紀の印象派から、現代まで、代表的な画家の代表作を上げ、紹介してある本です。なぜ、何を目指して、この絵画が描かれてたのか?他の画家や歴史上、どのような関連があるのか、が説明されています。一人の画家に10ページ弱ぐらいで、40人弱の画家が紹介されています。素人でも知っている有名な人も、大勢紹介されていました。「現代絵画がわかる」をテーマに、抽象絵画と具象絵画などを中心に、いろいろな画家をテーマに解説する、という形です。
ボリューム、内容とも濃い本でした。正直、難しい本でしたが、これまで知らなかった世界を、たくさん知ることができ、興味深さで、読み進めることができました。文章も、なかなか、おしゃれです。
白黒の絵画が多く、解説が書いてあっても、その実際が見えにくく、残念な部分が、多くございました。
謎をもたせてくれる本でした。
モンドリアンのリンゴの木のデッサンを見た時の戸惑い。空間にすり減らされてあった物が線として自立した途端に起こる手が届かなくなる感覚。ポロックの記述にあったのはこういう事だろうか。つまり現実が別の世界の物にすり替わる事への抵抗感があるのだろうか。
では例えば空間の中で自分の身体と同じレベルのものとして跡や絵の具
があるとすれば、それはもう絵画とはいえないのだろうか。
モンドリアンはある事象から別の現実を造ろうとしたのかもしれない。どちらにも共通する事は絵画世界を組み立てることからはずれて直接三次元空間に関わろうとしている画面であること。
絵画について趙初心者でここに書くのが恥ずかしいくらいですが。色々考える切っ掛けをくれるおもしろい本です。枠をはずして書かれているように思えますから、釈然としなかったものはなんなのか気付いたりして。逆に謎もふえる。人のきれいという感覚きたないという感覚はどこからくるのでしょう
宮下誠著書オススメです!
宮下誠さんのお話は難しい言葉回しではあるが、よく理解しながら話しを聴くと、とても面白い内容であることが分かる。たまにドキッとするような内容の時もあるが、そんな話しをするのも宮下誠さんの魅力です。その他の本でも画家や絵画の話し、時代の流れ、言葉、色々な事が魅力満載の本ばかりです。
光文社
逸脱する絵画 (20世紀芸術学講義) ゲルニカ ピカソが描いた不安と予感 (光文社新書) 20世紀音楽 クラシックの運命 現代絵画入門―二十世紀美術をどう読み解くか (中公新書) 20世紀美術 (ちくま学芸文庫)
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